ストレスを「軽くできる可能性」のある食材

ストレスを消してくれる魔法の食べ物はないのですが、野菜や果物の摂取量を増やせば、ストレスを軽くできる可能性があります。

中野ジェームズ修一『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』(日経ビジネス人文庫)
中野ジェームズ修一『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』(日経ビジネス人文庫)

カギを握るのは、ビタミンC。イヌやネコなどの動物はビタミンCを合成できますが、ヒトは体内でつくり出せません。食事から欠かさず摂取するべき必須の栄養素なのです。

体内でビタミンCが大量に使われるのは①副腎、②免疫細胞、③眼球の3カ所であり、置かれた場所でそれぞれ疲労と戦っています。

①副腎は腎臓のうえにちょこんと乗っている小さな臓器。コレステロールを原料として、ホルモンをつくっています。

副腎が合成するホルモンの1つに、ストレスに対抗するコルチゾールがあります。ストレスが大きいとコルチゾールの必要量も増えますが、ビタミンCが足りないと、コレステロールがあってもコルチゾールの合成が滞るようになり、ストレスに対応できなくなって疲労からの回復が遅れるのです。

キウイフルーツ、ピーマン、ブロッコリー

②免疫細胞は、体外から侵入してきたウイルスや細菌などの外敵に立ち向かい、病気を防いでくれる細胞です。彼らが外敵と戦うときには、大量の活性酸素が発生します。活性酸素は疲労の元凶ですが、ビタミンCには活性酸素を無力化する働きがあるため、免疫細胞が活発に働くほど、ビタミンCの必要度は高まります。

③眼球は、紫外線を含む日光に、皮膚のようなガードがなく、むき出しになっている唯一の臓器です。紫外線の直撃を受けると、やはり活性酸素が発生して疲労に結びつくため、抗酸化作用を持つビタミンCの助けが必須です。マラソンランナーのように長時間屋外で運動するアスリートがサングラスをかけるのは、まぶしさを避ける役割に加えて、紫外線による活性酸素で疲労が蓄積するのを避ける意味もあるのです。

ビタミンCは緑黄色野菜や果物などから摂れます。比較的手に入りやすいビタミンCの供給源をリストアップしました。ビタミンCは水に溶けやすい水溶性ビタミンです。摂り溜めはできませんから、日々の食事でコツコツと摂取してください。

●疲労軽減に役立つビタミンCを多く含む食材

赤ピーマン、黄ピーマン、ピーマン、ニガウリ(ゴーヤ)、ブロッコリー、カリフラワー、レッドキャベツ、キウイフルーツ、イチゴ、柿など

TODO
ビタミンCの摂取を毎日心がけよう

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