人生で最も幸せを感じる年齢は「70歳」

佐藤優『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉』(Hanada新書)
佐藤優『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉』(Hanada新書)

③幸福度のピークへの到達:ドイツのケルン体育大学やルール大学ボーフムなどと、スイスのベルン大学やバーゼル大学などの共同研究チームが、様々な国や文化圏の約46万人を対象に大規模なリサーチを実施した。主観的幸福の三大要素である「人生への満足度」「ポジティブな感情」「ネガティブな感情」に焦点を当てたこの研究によると、人が一生のうちで最も幸せを感じる年齢は70歳。この時期に「同じ志を持つ仲間」と支え合うことは、ポジティブな感情をさらに高める重要な要素となる。

④自己有用感と新たな役割の獲得:経済合理性を離れた活動、すなわち地域貢献や次世代の育成などを通じ、「誰かの役に立っている」という実感を持ち続けることができる。これは仕事での評価といった外部的な価値観ではなく、自分自身の有り様を認めるためのプロセスとして機能する。

⑤多様な価値観への接触による「知の刺激」:仕事関係以外のコミュニティ、たとえば多世代交流の場や異業種の人材が集まる場に参加すれば、現役時代には触れることのなかった新しい知識や視点に出会う。すると精神的な若々しさを保つことができる。

公園の芝生に座って楽しんでいる多世代の人々
写真=iStock.com/Alessandro Biascioli
※写真はイメージです
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