「たった1か所」気づきがあれば大成功
途中で読むのをやめたほうがいい本のサインを6つ紹介してきました。
「合わない本は、無理に最後まで読まなくていい」
そうお伝えしてきましたが、実は、1つだけ覚えておいてほしいことがあります。どんな本であっても、たった1か所でも「これは実行できそうだ!」と思える気づきが見つかったなら、その読書は大成功ということです。
たとえ6つのサインがすべて当てはまっていたとしても、「この一文を読んで、気持ちが軽くなった」「なるほど、やってみよう!」と心が動いた。それだけで、その本はもう充分に役割を果たしています。
ビジネス書の価値は、行動が変わるかどうか。そこに尽きます。たった一行をきっかけに、何かを実行し、習慣になったとしたら、1700円前後で、あなたは人生を支える強力な仲間を手に入れたことになります。
全部を理解しようとしなくていい。一行でいい。使えるものを身につけることができたなら、その読書は大成功なのです。
“読まなければならない”ときはマンガ・YouTubeで
ビジネスの現場では、ときに難解な理論書、専門性の高い実務書、会社で指定された資格試験の参考書など「避けては通れない本」があります。「難しいけれど、どうしても読まなければならない」そんなときこそ、読み方の工夫が必要です。
【①まずは「マンガ」「YouTube」で下調べ】
いきなり難しい本に挑戦するのではなく、まずは「概要」を押さえることが重要です。たとえば、そのテーマに関するマンガ版の入門書や、YouTubeの解説動画などで全体像をつかみます。最近は、難しい書籍でも要点を解説してくれる動画が豊富にあります。ざっくりとでもイメージをつかむことで、読書におけるストレスが激減します。
スティーブン・R・コヴィーの『完訳 7つの習慣』(キングベアー出版)という名著も704ページの大作です。なかなか読み進められず挫折したという話も聞きますが、マンガ版がでています。そこでポイントを押さえて、何が言いたい本なのか、どこが一番の肝なのかを先に理解してから原書に戻る。読書のハードルは一気に下がります。
ただし、たとえ1000ページある本でも「1日15分読書術」では、読み進む量はいつも同じ15分の分量です。だからページ数が多くても、そもそも負担にはなりません。

