ソフトバンクが、2014年3月期中に1000億円の運転資金調達を計画している。注目したいのはその方法で、保有するヤフー株を担保に、三井住友銀行の特別目的会社(SPC)を介して調達するという。

このような資金調達方法は「レポ取引」と呼ばれる。有価証券を貸し出し、その「担保金」として現金を預かる取引である。この担保金が一時的に調達できる資金ということになる。通常、レポ取引は債券で行うことが多いが、このように株式が用いられることもある。