薬漬け治療をする病院の待合室
一方で、待合室に高齢者がいない、または待合室にいる高齢者の顔色が悪く元気がない様子なら、その病院はちょっと怪しいかもしれません。
体の老化がすすむと、薬の効き方が変わったり薬効成分が体内にとどまる時間が延びたりします。そういった事情を考慮せず、検査データだけでマニュアル通りの薬を処方し、副作用が強く出たり、症状を抑えるための薬を追加したり。また、全年齢向けの基準値にこだわるあまり、その患者にとってかなり低い数値まで下げて、フラフラになってしまったり。
今の生活を大切にしないで、少しでも寿命を先延ばししようという治療を続けていては、活力をなくしたヨボヨボの老人になってしまいます。
バンバン薬を出さないアメリカの医師
日本の医者が薬の副作用に無頓着で、バンバン薬を出すのは嘆かわしい問題です。アメリカでは医者がやみくもに薬を出そうとしても、無駄なお金を払いたくない保険会社から待ったがかかり、「エビデンスを出せ」と迫られます。もし薬の副作用で害が出たとしても、日本では製薬会社が訴えられますが、アメリカでは医者も認識が甘いとして訴訟の対象にされます。だからアメリカの医者は、薬の副作用についてとても熱心に学んでいます。
高齢者は健康に関心が高く、長く病院とつき合うことになるため、病院についての口コミネットワークは相当なもの。病院選びに迷ったら、待合室に元気な高齢者が多くいるか、高齢者の様子はどうかを探ってみるといいでしょう。


