異なる解釈を許さない単一の歴史認識

欧米諸国の自由・民主主義の価値観に同調するロシアの若者は、プーチンの考える「一体不可分のロシア」にとって脅威と映ったのではないか、そしてそれがロシア政府に歴史教育の方向転換をさせるきっかけになったのではないかというのです。

2009年、メドヴェージェフ大統領(当時)はロシアの国益を損なう歴史捏造の試みに対抗するための対策委員会を設置しました。2012年には「ロシア歴史協会」が設立され、教科書の統一が本格化します。

クレムリンの壁と冬の夕暮れ時の聖ワシリイ大聖堂
写真=iStock.com/Andrey Danilovich
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2014年には、ニュルンベルク裁判で確定したナチス・ドイツの戦争犯罪の否定や、第二次世界大戦時のソ連の活動について「虚偽の情報」を流布する行為に対して高額の罰金を科す法律が成立しました。