知らない間に異性化糖を摂っている

2つ目の、そして料理で使う砂糖以上におそろしい「ステルス老化糖」として、みなさんに知っていただきたいのが、「異性化糖」という糖です。

耳慣れない糖質ですが、実は非常に身近であり、知らない間に取りすぎている危険があります。

異性化糖は、砂糖と同じように、ブドウ糖と果糖からなります。砂糖がブドウ糖と果糖が結合したものであるのに対して、異性化糖はブドウ糖と果糖が混在している液体(液糖)であるという違いがあります。

異性化糖は、とうもろこしなどのでんぷんから化学的に合成されます。でんぷんを酵素でブドウ糖に変えて、さらにその一部を別の酵素で果糖に変化(異性化)させてつくり出しているのです。それで「コーンシロップ」と呼ばれることも多いのです。

異性化液糖と書かれている原材料名欄
撮影=プレジデントオンライン編集部

コストが低いので市販飲料に使われる

異性化糖は、砂糖よりも安価な甘味料であるため、お菓子、エナジードリンクや乳酸菌飲料といった清涼飲料水、調味料、チューハイといった幅広い食品に用いられています。甘い菓子パンはもちろん、とくに甘くする必要のない食パンにすら添加されているものもあります。

農林水産省のデータによると日本では現在、年間175万トンほどの砂糖が消費されています。それに対して異性化糖の消費量は年間およそ78万トンと言われます。異性化糖は、砂糖の消費量の半分近くにまで達しているのです。