石油で儲けても財政はボロボロ
もちろん、短期の追い風はある。4月9日に配信されたロイターの記事によれば、ロシアの主要石油税収は4月に約7000億ルーブル、約90億ドル(約1兆4000億円)へ倍増する見通しとなった。税務上使われるウラル原油の1バレルあたりの平均価格も、2月の44.59ドルから3月に77ドルへ上昇した。
だが同じ記事は、ロシアが1〜3月に4.58兆ルーブルの財政赤字を抱え、ウクライナによるエネルギーインフラ攻撃が収入を押し下げ、生産削減リスクを高めているとも指摘している。これは「ボロ儲け」というより、穴の空いた財布に高値の原油代金を流し込んでいる状態に近い。
4月14日に配信されたロイターの記事も、国際エネルギー機関(IEA)が、港湾やエネルギーインフラの損傷により、ロシアは短期的に増産に苦しむ可能性があると見ていると報じた。
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