「皇室典範改正」で思い出す秋篠宮様のひと言

2024年11月30日、秋篠宮が59歳の誕生日会見で語った「皇族は生身の人間」の意味を考え続けている。

当時も、皇族数確保のための制度改正論議は行われていた。そのことに具体的に言及はしなかったが、議論の過程で「当事者」である皇室の人たちの意見を聴取する必要があるかどうかを記者から問われ、そう答えた。

加えて、制度によって「どういう状況になるのか、どういう考えをもっているかということを、生活や仕事の面でサポートする宮内庁のしかるべき人たちは理解しておく必要がある」と、宮内庁を叱った。

宮邸で過ごす秋篠宮ご一家(2020年11月)
宮邸で過ごす秋篠宮ご一家(2020年11月)(写真=外務省/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

もちろん、宮内庁を名指しした裏には、皇室典範改正によって人生設計に影響を受ける、若い皇族たちの意見も聞くべきではないか、という強い思いがあったことは間違いないだろう。

秋篠宮はそれ以前の2009年の会見でも、今後の皇室のあり方が議論される際には「将来その当事者になる皇太子ほかの意見を聞くという過程も必要」と発言をしていた。

その若い皇族というのは、当時は、天皇の長女・愛子さん、秋篠宮家の長女・眞子さん、次女・佳子さん、長男・悠仁さんであることは間違いない。