「金額の大きさ」の問題ではない

終身雇用が崩壊し、「看板」を失った私たちに残されたのは、剝き出しの「年収」という指標だけです。しかし、SNSで繰り返される「奢り・奢られ論争」の本質は、実は金額の多寡にはありません。

女性にとっての「奢られ」は、自分の価値を確認するための「特別扱いの証」へと変質しました。

かつての「選ばれた証(承認)」は、この不透明な時代において、自分を優先してくれるかという「特別」の確認へと重みを増したのです。