進む「遺伝子の研究」

1956年、ヒトの染色体が46本であることが初めて判明しました。こうして見ると、私たちが遺伝子について理解し始めたのは、ごく最近のことだと感じられますね。

その後、21番染色体の異常が原因で起こるダウン症候群など、染色体レベルでの遺伝性疾患の仕組みが次々と明らかになっていきました。また、染色体を調べる検査技術だけでなく、さらに細かいレベルで特定の遺伝子を調べる技術も急速に進歩していきました。

そして2003年には、ヒトのすべての遺伝子情報を読み解く「ヒトゲノム計画」が完了しました。これにより、「人間を構成するすべての遺伝子の設計図」が明らかになり、個人ごとの遺伝的な差異を調べることが可能になったのです。