5月の連休明けから身体に異変

5月の連休が明けたころから、N子さんは朝起きても身体の疲れが取れなくなってきて、持病のアトピー性皮膚炎も悪化してきました。夜は皮膚の痒みで睡眠が浅くなり、さらに身体の倦怠感が悪化し、朝の身支度や子供の世話がテキパキとできなくなってきて、ふだんより時間がかかるようになってきました。

37度前後の微熱も続くようになったため、内科を受診するも、血液検査には異常がないとのこと。

温度計で熱を測定する女性
写真=iStock.com/west
37度前後の微熱も続くように(※写真はイメージです)

そうこうしているうちに、N子さんは会社に何度か遅刻してしまうことが増え、仕事中も頭が回らずミスをするようになって きたため、上司からの勧めで産業医面談を受けにきました。

明らかに過労状態

「いつも時間に追われていて、あれもしなくちゃ、これもしなくちゃと気ばかり焦るんで すが、身体と頭が重だるくて、仕事や家事が一向に進まないんです。だからイライラしたり、できない自分が嫌になって落ち込んだりと、感情の浮き沈みも激しくて……。微熱もずっと続いています」

「新しい上司の下でシステムも大きく変わって、みなピリピリしていて。仕事中も気が全 く抜けなくなりました」

「PTAの役員なんかやりたくなかったのにクジで強制的に入れられてしまったんです。働いている人にお構いなく、平日の真昼間から平気で集会を開催されるので、そのたびに職場に有休のお願いをするのも気が重くて。PTAの連絡がくるたびに動悸がするようになってきました」

とN子さんは、疲れ切った表情で話してくれました。

N子さんは、3月の繁忙期でのイレギュラーな対応に加え、4月からのお子さんの小学校入学、新しい上司による仕事システムの改変といった、変化につぐ変化によって、過緊張状態が続き、明らかに過労状態となっていました。