子供の卒園・入学で忙しい状態が続いた
ここで、私が経験した具体的なケースを一例ご紹介しましょう。
N子さんは、食品メーカーの経理部に勤める3歳。私生活では今年6歳になる子供を育てるワーキングマザーです。
ふだんから育児時短制度を利用して午後4時に退社し、子供を保育園に迎えに行き、帰宅後は家事と育児に没頭するという忙しい生活をしています。経理部は3月が決算期で繁忙期なのですが、今年はあいにく同僚が2月から体調を崩して入院してしまったため、N子さんは上司にお願いされて、時短を返上して午後5時まで仕事をすることになりました。
保育園には延長保育をお願いして、駆け足で保育園に子供を迎えに行き、帰宅後も時間に追われながら家事をするというあわただしい3月となってしまったのです。
また子供が保育園を3月に卒園し地元小学校に入学するため、土日も卒園の準備や入学の説明会で保育園や小学校に行ったり、たくさんの就学準備物の買い物に出かけて持ち物を整えたりと、通常よりもプライベートも忙しい状態が続きました。
N子さんは、もともと几帳面な性格で、子供が小学校に持っていく道具袋や上履き入れは、自分の母がやってくれたように、手作りで持たせてあげたいと考え、苦手な裁縫にも励んだために、土日の睡眠時間が通常より2時間ほど短くなっていたといいます。
小学校のPTA役員に選出されてしまう
ようやく3月の繁忙期が終わり、4月からは無事に子供が小学校に入学したものの、新たに始まった小学校のPTAや学童保育の説明会などの学校行事が続きます。
さらにN子さんは、PTAの役員にも選出されてしまったため、PTAの集まりにも何度か出席を余儀なくされ、見知らぬ人たちとの緊張した時間を過ごすことが増えました。
加えて職場では、直属の上司が異動でいなくなり、新しい上司が就任。今までの仕事のシステムが見直され、大きな変更が相次ぎ対応に追われることになり、仕事の密度が急激に増えたため、昼休みの休憩返上で時間に追われて仕事をこなす日々が続くようになりました。

