JR東で最も儲けているのは…

ただその一方で、筆者はJR東日本の運賃改定は妥当だと考える。

同社の発表した資料をもとに試算すると、首都圏を含む定期旅客輸送部門の収支があまり芳しくないと見られる。そのため、少なくとも同部門の見直しだけでも実施する必要があると考えられるからだ。

JR東日本が公表した「2025年3月期決算および2026年3月期経営戦略説明資料」の34ページに掲載された「旅客輸送量・鉄道運輸収入 実績」によると、2024年度に「定期券を利用した旅客」(以下定期旅客)から得られた鉄道運輸収入は4284億円、輸送人員に旅客1人当たりの平均乗車キロを乗じた旅客人キロは632億8400万旅客人キロであったという。1旅客人キロ当たりの鉄道運輸収入は14.23円となる。