「可食量が減った」「作業時間が増大」
資料には、調理現場の混乱ぶりが記載されています。10月は、じゃがいもを扱った延べ200校(全体の6割)が「作業時間が増えた」と回答しており、最大60分も作業時間が増えた、としています。
11月も延べ59校(全体の2割)が「作業時間が増えた」としており、やはり最大60分よけいにかかっています。にんじん、たまねぎは、じゃがいもに比べればましですが、作業時間が増えた学校が一定数あります。
現場の意見も多数記載されています。「旬でない品目について、安定供給に欠けていた」「納入業者によって、商品の状況が異なる(ばらつき、サイズの大小、中腐れ等)」「学校給食の物資としての求める品質、規格に乖離がある」「可食量が減った」「じゃがいもは機械で皮をむくことができず作業負担が生じた」「じゃがいものサイズが小さく芽とりの数が増えた」「たまねぎの規格が小さく、傷んだ部分の除去もあり、作業時間が増大した」などです。
子どもからも「量が少ない」という声
12月に行われた「区長・教育長とPTA会長との意見交換会」の概要報告には、参加者からの意見として「オーガニック食材導入後、形の不揃いや傷みが多く、調理現場の負担が増加した」「児童からも『量が少ない』との声がある」など記載されています。
区は、「生産者のみならず、調理現場とも丁寧な意見交換を行っており、一定程度調理の負担が生じていることは把握している」「調理の負担が少なくなるような食材を納入できるよう、市場関係者とも調整を行っているところ」と回答しています。
なぜ、オーガニック導入により調理現場の負担が増えたのか? これは、学校給食の特性が大きく絡んでいます。

