「植物工場」の大半は採算が取れない

「フードテック」の代表例といえる「植物工場」は、初期投資もランニングコスト(特にエネルギーコスト)も高い。そのため、採算ベースに乗っているものはベビーリーフ(葉丈10~15cm程度で収穫した幼葉の総称)などのかなり少ない事例に限られている。

植物工場で生産された野菜が果たして体にいいのかという問題もある。通常の野菜は土壌から微量栄養素を吸い上げて成長するが、植物工場ではそうした微量栄養素を得られないため、育った野菜の栄養面は期待できないという指摘だ。

この問題はさておき、現状で採算ベースに乗っていない「植物工場」の推進で、食料自給率100%が実現できるとは到底思えない。