考えてからコンピューターに向かおう

コンピューターを捨てなさいとすすめているわけではありません(この文章もコンピューターで書いているのですから)。そうではなく、コンピューターを使う場合は長所と短所のバランスを取ってほしいのです。

まず、十分に考えて文脈を組み立ててください。それから、必要なデータや情報で肉付けするためにコンピューターに向かいましょう。さらに、テクノロジーによって注意力と集中力を弱められないようにしてください。携帯電話によるコミュニケーションは、親しくなった人への気遣いを損なってしまうことがあります。

ラップトップを置いた机に座り、スマホを立ち上げている人の手元
写真=iStock.com/AnnaEle
※写真はイメージです

注意力を高める手軽な練習

テクノロジーがもたらす悪影響に対抗するには、注意力を高める必要があります。本書では、注意力と集中力を高めるのに役立つ練習を紹介します。これらの練習を学んで実行することがとても大切だと、わたしは考えています。注意力の持続時間の短さ、注意散漫、集中力の欠如はすべて脳の力を減退させるからです。

リチャード・レスタック『いくつになっても頭はよくなる 記憶力・集中力・思考力・創造力 全部高まる28の習慣』(サンマーク出版)
リチャード・レスタック『いくつになっても頭はよくなる 記憶力・集中力・思考力・創造力 全部高まる28の習慣』(サンマーク出版)

では、注意力を高める練習です。短い時間、たとえば15秒などの好きな時間を選んで、タイマー付きの時計をセットしてください。時計から目をはなし、アラームが鳴るのを心の中で予測しましょう。それができたら、3分間ぐらいまでのさまざまな時間で練習を繰り返します。これに慣れたら、もっと長い時間、たとえば20分にセットしましょう。途中で3回か4回、何分過ぎたか推測し、時計を見てチェックしてください。

長い時間を推測するときは、セットした後に仕事や勉強をそのまま続けましょう。ただし、他のことをしていてもタイマーのことは忘れないでください。アラームが鳴る15秒以内に予測できるようにします。時間の継続や経過に対する感覚を磨くことは、集中力を高めるすばらしい練習になります。また、間接的に脳の機能をも向上させます。

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