激化する競合店舗とのシェア争い

顧客にとっては、値段を確認しなくても買い物ができるという安心感は大きい。重要なのは価格設定を競うことではなく、商品の魅力と品質の高さ、そして品揃えの豊富さだ。100円ショップの国内市場規模は1兆円に近づいており、飽和状態に向かいつつある。そうしたなかで、同業他社は100円という枠を超えて300円あるいは500円などの商品に進出し始めている。

しかし、セリアはいまのところ100円にこだわり、100円商品に特化する姿勢だ。ただ、中国他アジアの人件費の高騰と円安は100円で売ることができる商品を減らしがちなのも確かだ。一方、300円あるいは500円の商品への進出は、ドラッグストアなどとの競争が避けられない。

100円ショップ同士の競争も激しくなっているため、100円の商品の小幅な値上げ、たとえば120円あるいは150円への値上げもしにくい状況だ。セリアの売上は2000年以来増加を続けている。この間、成長率はやや低下している。