日本人は微妙な色の違いに敏感

この「青信号」問題は、実は色彩認識の文化的相対性を示す興味深い例なんです。

藤吉修崇『交通トラブル六法』(KADOKAWA)
藤吉修崇『交通トラブル六法』(KADOKAWA)

色の区別や境界は、実は文化や言語によって大きく異なります。虹の色を何色で区切るかもそれぞれ違いますし、同じ色でも文化によって別の色に分類されることがあります。色の名前が豊富な言語を持つ民族ほど、色の細かい区別ができるという研究結果もあります。

日本人は伝統的に微妙な色の違いに敏感で、季節感と色を結びつける文化があり、「わび・さび」に代表される落ち着いた色や中間色を好む傾向があります。この色彩感覚の豊かさが、現代でもデザインの繊細さ、アニメや漫画での色使い、ファッションでの微妙な色表現などに影響を与えています。

言葉と認識は密接に関係しており、そこから生まれる違いは身近なところにも表れるものです。「常識」は時代や国によって変わるということを、この「青信号」が教えてくれているのです。

青信号の信号機
写真=iStock.com/y-studio
※写真はイメージです
【関連記事】
「日本の新幹線」を売らずによかった…「貸した金が返ってこない」習近平がハマったインドネシア新幹線の泥沼【2025年12月BEST】
新大阪駅から15分なのに巨大廃墟がそびえる…「消えた終着駅」が映し出す昭和のニュータウンの栄枯盛衰【2025年8月BEST】
これが不足すると骨がボロボロに…「日本人に足りない3つの栄養素」を一度に摂れる"和の伝統食"
仕事のデキない人ほどこの髪形をしている…相手から全く信頼されない「ビジネスで一発アウト」ヘアスタイル3選【2025年9月BEST】
なぜ伝説の動物写真家はヒグマに命を奪われたのか…星野道夫さんの悲劇を呼んだ「餌付けされたクマ」の怖ろしさ