「ゴルバチョフは帝国の裏切り者」
――何がロシア、プーチンを駆り立ててきたのでしょうか。
【細谷】『危機の三十年』でも書きましたが、アメリカや欧州など西側諸国が展開してきた外交政策や東欧諸国への働きかけが、ロシアにとっては自らの影響力を封じ込めるものであると認識されていました。
また、プーチンにとってソ連崩壊の衝撃は大きかった。当時のゴルバチョフが手掛けたことは、既に機能マヒに陥っていたソ連のシステムを大きく改革するためだったのですが、プーチンからすれば自分たちの帝国が国内の裏切り者に破壊されたように見えるわけです。ゴルバチョフが西側に媚びたことでソ連は転覆させられたのだ、と。
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