不足すると味覚障害やEDになる栄養素
たとえば亜鉛。高齢者には不足しがちですが、不足すると味覚障害になったり、性ホルモンが減ってED(勃起障害)になったりします。
亜鉛を多く含む食品にはニンニクや牡蠣がありますが、私は牡蠣が食べられないので、サプリメントで亜鉛を摂っています。
嫌いなものを無理に食べるくらいなら、サプリメントで摂ることを勧めます。いけないのは嫌いなものを食べず、サプリメントも摂らず、必要な栄養素を摂取しないことです。
サプリメントには特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品もあり、薬のかわりに摂る人もいます。しかし、本来足りないものを補うのがサプリメントです(この英語は「補うこと」を意味します)。魚が嫌いな人はDHAのほか、コエンザイムQ10などのサプリメントを摂ってもいいでしょう。
あるいはビタミンD。医者がよく骨粗鬆症の薬として活性型ビタミンDを出しますが、これを飲んで胃腸障害を起こす人もいます。欧米人にくらべると、日本人は胃腸が弱いようです。
しかし、ふつうのビタミンDも体内に吸収されたのちに、日光を浴びると活性型に変わります。活性型ビタミンDを摂って胃腸を壊すくらいなら、ふつうのビタミンDを摂って日光に当たればいいでしょう。
野菜が嫌いな人は食物繊維のサプリメントもいい。そうやって補えばいいと思います。
日本にはコレステロールのサプリがあるといい
私が日本に「あればいいな」と思うのは、コレステロールのサプリメントです。高齢になるほどコレステロールは必要なのに、コレステロール値が高い食品は高齢になるほど食べられなくなります。だから、コレステロールが不足している人はとても多いのです。
それなのにコレステロールが高いからと、薬を飲まされている人が多いのが実情です。
そんなことをして体にいいわけがないし、コレステロールを下げる薬のスタチンには、軽度の(重度の場合も)横紋筋融解症を引き起こす副作用が指摘されています。
よほど肥満の人でないかぎり、コレステロールを摂りすぎる害のほうが、足りない害よりよほどマシだと、私は考えています。
欧米にくらべると、日本では生活にサプリメントを取り入れている人は、まだ少ないようですが、不足しがちな栄養素を手軽に補えるサプリメントを活用しない手はありません。私たちは、不足していた栄養を補うことで長寿になったのですから。


