最低賃金以下の報酬で働く翻訳家

今は作家も食べていくのが大変な時代です。作家は、日本では印税の形で報酬を受け取るのが一般的です。そして印税は、おおむね「本の定価×発行部数×印税率」という計算式で算出され、印税率は多くの場合「10%」に設定されています(業界外の方には不思議に思えるかもしれませんが、新人だろうが、大御所だろうが、基本的に印税率は一律です)。

そのため、定価をどれだけいじったところで、発行部数が落ちてくると、収入は厳しくなります。

ただ、翻訳家の方から聞いたのですが、翻訳家は作家にをかけてしんどいらしい。それなりに名の通った中堅の出版社から翻訳書を出しても、報酬が30万~40万円ということがざらにあるようです。2~3カ月の時間を費やした成果物に対して、それだけの対価しか支払われない。