「最新の技術の原発の方が安全性が高いのは当然」

だが、原発推進を主張する経済産業省のOBですら、40年以上前に建設された古い原発よりも、最新の技術の原発の方が安全性が高いのは当然だと語る。つまり、古い原発を60年を超えて使い続けるのはリスクが高いのは明らかなのだ。

また、原発から出る核廃棄物の処分場所はいまだに決まっていない。昨今の地震の頻発もあり、万が一にも予想外の断層が動いた場合、原発は無事でいられるのかも不安である。

さらに、地政学的不安定さは東アジアも変わらない。核開発に関する限り、イランよりも北朝鮮の方が深刻で、すでに核を保有しているとみられる上、ロケット発射も繰り返している。日本海を挟んで向き合っている東京電力柏崎刈羽原発には7基の原子炉が並んでいる。それをロケットで狙われた場合、甚大な被害に結び付く懸念も現実のものになってきた。原発をゼロにするのではなく、使い続けていくのなら、今ある発電所の立地内で建て替えるのではなく、より安全な立地を含めて再検討するべきではないのか。

いずれにせよ、これだけ国や国民にとって重要な課題にもかかわらず、国民的な議論が無さすぎるように思う。

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