ただの道ではない「参道」に隠された仕掛け

神社の参道には、「さまざまな仕掛け」がほどこされています。

敷き詰められている「砂利」や「石畳」は、雨のときでも歩きやすくするだけでなく、お祭りのときの動線や、お神輿が通ることも意識して、設計されています。

また、古代の神社は「朝廷の偉い人」がその地域におけるさまざまな事柄を取り決めたり、政治的な判断を下したりするために滞在する施設としての役割もあったため、「要人警護」のための設計がなされている場も多く残っています。

藤本宏人『神社ご利益1万倍の参り方』(三笠書房)
藤本宏人『神社ご利益1万倍の参り方』(三笠書房)

例えば、神社の周囲に「塀」が幾重にも巡らされていて、何度も門をくぐる構造になっていたり、池や川を使って「堀」を巡らして、中に入るためには「橋」を渡らなければならない構造になっていたりするのは、「防衛機能」を備えていたためなのです。

敵が攻めてきたら、門を閉じて、橋を閉鎖すれば、「要塞」として立派に機能したのです。また、歩くと大きな音がする「玉砂利」などは、警報ブザーのような役割もあるのです。

ご参道を歩きながら、昔の人々が、どのような想いと目的で、ご境内を整備していったのかに想いを馳せてみてください。

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