「長く働く意欲」を示しつつ将来像を確かめる

③「入社後、どのようなキャリアパスを歩むことができますか?」

3つ目は、入社後のキャリアパスについてです。長く働いた場合にどのような仕事を任されるようになるのかを知ることで、自分の将来像をイメージしやすくなります。

ポイントは、単に「キャリアパスを教えてください」と聞くだけでなく、自分がどうなりたいのかを伝えたうえで、それが実現できるキャリアパスが用意されているかを確認することです。それにより、自分が描くキャリアをその会社で実現できるかどうかを判断できます。

まだ具体的なビジョンが固まっていない場合は、「将来どのようなキャリアパスを歩めるのかを知りたいので、営業部のキャリアパスについて教えていただけますか」といった聞き方でも問題ありません。

キャリアパスを質問された面接官は「長期的なキャリアを知りたいということは、長く働いてくれそうだ」「将来の目標から逆算して行動できる人だ」と感じ、評価も上がる可能性があります。

面接を受ける女性
写真=iStock.com/Parkpoom
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悪印象を与えずに残業の実態を聞き出す

④「1日の業務の流れについて教えていただけますか?」

4つ目は、1日の仕事の流れについてです。入社後の働くイメージを具体的につかむのに効果的な質問です。

たとえば営業職であれば、1日に何社ほど訪問するのか、商談以外にどんな業務があるのか、事務作業の量はどれくらいかといったことが把握できます。面接官からも「入社後の働き方を具体的にイメージしようとしている」と受け取られやすく、入社意欲の高さをアピールできます。

この質問のもう一つのメリットは、面接では直接聞きにくい残業時間についても、自然な流れで確認できる点です。残業時間や福利厚生、有給消化率、給与などは、面接中に直接尋ねると「業務よりも待遇目当てなのでは」と思われる恐れがあり、悪印象につながりやすいとされています。

しかし1日の仕事の流れを聞く中で「何時ごろにお帰りになることが多いですか?」「出社は何時ごろですか?」と自然に続けることで、悪印象を与えずに残業の実態を聞き出すことができます。内定前に残業時間を知りたい場合は、この質問をしてみることをおすすめします。