役職者との最終面接でしか聞けないこと
⑤「差し支えない範囲で、今後の事業戦略についてお聞かせいただけますか?」
5つ目は、会社の今後の事業戦略についてです。ただしこれは、最終面接で事業部長以上の役職者が出てきたときに限った質問です。
これまでご紹介した4つの質問は現場の業務に関わるものであり、事業部長以下の役職者に聞いても明確な回答が得られないことがあります。逆に事業戦略は現場レベルでは把握していないケースも多いため、一次面接では避けましょう。
面接の場に誰が出てくるかによって、質問の内容を使い分けることは大切です。現場の担当者が出てきた一次面接では業務に関連することを、事業部長以上が出てくる最終面接では経営や事業に関することを聞くのがよいでしょう。
事業戦略を確認する目的は、キャリアパスの確認と似ています。会社が目指す方向性と自分のキャリアプランにギャップがないかを見極めるためです。「自分がやりたいと思っている事業が縮小傾向にある」といったことが事前にわかれば、入社後のミスマッチを防げます。
もう一つ、この質問には大切な意味があります。それは、経営陣が会社の将来を本気で考えているかどうかが見えてくる点です。事業戦略をうまく答えられない会社は、目の前の業務だけに追われている可能性があり、中長期的な視点を持たないまま経営が行き当たりばったりになるリスクがあります。
ただし、事業戦略は機密事項にあたる場合もあります。「差し支えない範囲で構いませんので」「もし教えていただけるのであれば」といったひと言を添えてから質問するようにしましょう。
逆質問は、自分をアピールする場であると同時に、入社後のミスマッチを防ぐための大切な機会でもあります。確認しておきたいことは、面接の場でしっかり聞いておくようにしましょう。

