「鼻詰まり」による隠れ睡眠不足
1つめは、花粉症の症状によるもの。睡眠への影響と活動時の影響があります。
花粉症による鼻水、鼻詰まり、目のかゆみといった直接的な症状の中でも、特に鼻詰まり(鼻閉)を侮ってはいけません。鼻が詰まれば、夜間の睡眠の質が低下します。脳が十分な酸素を得られず、場合によっては深い眠りに入れないまま朝を迎えることになります。
この隠れ睡眠不足が、日中の耐え難い眠気と集中力低下の原因になりえます。また、慢性的な鼻詰まりは、頭がぼーっとする酸素不足感をもたらします。喉の違和感は集中力を妨げる原因になります。しっかり眠れていたとしても、花粉症の症状は私たちを日中も悩ますのです。
副作用が気になるなら主治医に相談を
2つめは、花粉症の治療薬による副作用です。
皆さんは、薬を飲んで喉の乾きや異常な眠さを感じたことはありませんか? これは抗ヒスタミン薬が脳に作用し、覚醒状態を維持するヒスタミンの働きをブロックしてしまうために起こります。また、抗ヒスタミン薬の場合、本人には眠気等の自覚がないまま集中力・判断力・作業能力が低下する状態(インペアード・パフォーマンス)になってしまうことがあります。
眠れているはずなのになぜかミスが多い等、自分では気づかないうちに仕事のパフォーマンスが落ちたり、運転中に注意力散漫になったりしてしまうのです。ですから、「眠くないから大丈夫」と過信せず、運転を控えたり、ミスが許されないタスクはダブルチェックするなどの対策をとることが重要です。
なお、第2世代以降の新しい抗ヒスタミン薬ほど、インペアード・パフォーマンスが起こりにくいと言われていますので、心配な方はぜひ主治医にご相談ください。

