梨とリンゴは動脈硬化予防になる

実りの秋は様々な果物が出回ります。中でも、梨には注目の栄養素であるソルビトールが豊富です。

これは糖アルコールの一種で、虫歯予防に効果があるのです。虫歯の菌が血液へ流れ込むと、血管に炎症を引き起こして動脈硬化の原因になるので、梨を食べて予防をしましょう。

ぶどうも忘れてはならないフルーツです。ぶどうは抗酸化力の強いポリフェノールがたくさん含まれており、血管の老化を防ぐ効果があります。血管を若々しく保つ助けとなって、血流を良くする。また、ポリフェノールには、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制する働きがあるので、動脈硬化予防に役立ちます。

ワインが血管にいいという話は知られています。この説自体は間違いではないのですが、アルコールとして摂取するよりも、フルーツのぶどうを食べる方がよりよいでしょう。ぶどうは品種にもよりますが、1房200gほどとすると、半分くらいが1日の適量と言えます。

冬が旬のフルーツといえばりんごとみかんが欠かせません。りんごに含まれるりんごポリフェノールは、ぶどうと同じで抗酸化力が強く、動脈硬化の予防にうってつけ。りんごポリフェノールの一種「プロシアニジン」は疲労回復と消化促進に効果があります。

冬のフルーツの王様である温州みかんの栄養価は高齢者にとって大変魅力的です。温州みかんに多く含まれるカロテノイドの一種、β‐クリプトキサンチンは強力な抗酸化力を持っています。

さらに、骨を形成する細胞を活性化するので、骨粗鬆症の予防にも役立つ。その上、インスリン抵抗性の改善作用があるため糖尿病予防にもなるという優れものです。

缶詰よりもカットフルーツがオススメ

「フルーツの缶詰でもいいの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。注意して食べる必要がある、というのが私の考えです。

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缶詰のフルーツは甘いシロップ漬けにされているためです。シロップの糖分は、当然ながら本来のフルーツの栄養とは別物です。糖分が多すぎるのです。もったいないからと飲むなんてもってのほかです。オリゴ糖を使った比較的健康に配慮したシロップもあるのでそちらを選ぶようにしましょう。

缶詰よりもおすすめしたいのは、カットしたりんごや桃などをパックにした商品です。また、冷凍のみかん、ブルーベリー、マンゴーもスーパーやコンビニで売られています。こちらのほうが、素材そのものを活かしているので健康にはよいでしょう。

最後にフルーツジュースの話をしておきましょう。市販のフルーツジュースは、砂糖がかなり多く加えられています。購入する際は成分表を必ずチェックするようにしてください。

手間はかかりますが、自分でフルーツジュースを作って飲むのがベスト。もちろん砂糖は加えないようにしてください。

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