子どものこころの中で起きていること

さて、肝心の子どものこころの中では、何が起きているのでしょうか。実は、「本当は親に頼りたい。けど、やっぱり親はうざい」といった、なんとも複雑で純粋な葛藤を抱えています。はたから見れば「めんどくさい」と思われてしまうかもしれませんが、その子は本気で悩んでいるのです。

だからこそ、大人も「この子、どうしたらいいの……」と悩んでしまうのですが、そんなときこそ「今の子どもとの距離感を見つめ直す」ことを意識してほしいのです。「子どもの歩みを阻むように口を出し過ぎていないか」「子どもの甘えを受け入れずに厳しくし過ぎていないか」と、自分と子どもの距離感を改めて見つめてみましょう。その上で、私のおすすめは「木陰から見守る距離感」です。

子どもの後ろにピッタリ張り付くのではなく、木陰の後ろにそっとしゃがんで子どもを見守り、子どもが頼ってきたタイミングでスッと手を差し伸べる。そして、手を差し伸べたあとはサッと定位置である木陰に戻りましょう。なぜ木陰に戻るかといえば、「やっぱり親はうざい」からです。