循環取引は「大人の壮大なおままごと」
架空売上とは、まるで文字数を稼ぐために意味のない言葉で水増しした学生時代のレポートのようなもので、売上の数字だけは膨らんでも中身はスカスカ。その結果、実体のない売上が増える一方で、通常は会社には「回収できない売掛金」だけが財務諸表に溜まっていくことになります。
当然、このような単なる架空売上はすぐにバレてしまいます。そこで、より巧妙な不正手口として使われる手法が「循環取引」です。仕組みはシンプルです。A社→B社→C社と商品を転売し、最後にC社が初めのA社に商品を売る。商品は元の場所に戻るだけで実体は動きませんが、取引が一周するたびに価格が上乗せされ、各社に売上が計上されます。
中身のない売上がぐるぐると回り、いつ崩れてもおかしくないその様は、まさに「ジェンガ」であり、大人が本気でやる壮大な「おままごと」です。
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