実は新しいテクノロジーが大好き

ディズニーは決してAI否定派ではない。2013年に、米国ディズニー・ワールドで導入された「マジックバンド」がある(なんと10億ドルもかけて開発・導入されている)。来場者の情報が逐次送信されており、どこが混雑しているか、どこに向かっているのかすべて把握ができている。

ディズニー・ワールドで導入された「マジックバンド」は、チケット、ファストパス、クレジットカード、ホテルのルームキーなど、様々な役割を果たす
ディズニー・ワールドで導入された「マジックバンド」は、チケット、ファストパス、クレジットカード、ホテルのルームキーなど、様々な役割を果たす(写真=Julie Friend/CC-BY-SA-3.0/Wikimedia Commons

それが「My Disney Experience」アプリとも連動しており、人込みをさけるスケジュールのレコメンドがユーザーごとにカスタマイズされて送信されている。

2008年に設立されたDisney Researchは社内研究機関の役割を担っており、AI、ビジュアルコンピューティング、ロボット工学に関する論文発表もされている。体感型シアターでは真っ暗な中でもユーザーの顔の表情を分析する深層学習アルゴリズムも取り入れられている 。こうした「テクノロジーの利用」はすでに20年単位の社内蓄積があるのだ。