事故現場に10年間立ち続けた

事件解決につながる情報を少しでも得たい。事故が起きた市道は生活道路だか事故現場に10年間立ち続けたらこそ、知らない人は通らない。車のナンバーを調べることによって、どういう人が通るがわかる。

代里子さんは、事故からしばらくして、事故の起きた時間帯に現場に立ち、通過する車のナンバーの記録を始めた。孝徳君の同級生の保護者の協力も得て、継続しながら10年間続けた。書き取ったナンバーは延べ10万台に上った。その結果、この道を通過するのは熊谷ナンバーの車が最も多く、隣接する群馬ナンバーも少なくないことが分かった。捜査の一助になればと思い、記録はすべて埼玉県警熊谷署に提供した。