農大を出て、華やかな広告業界で活躍
井本さんが生まれたのは1974年。父は竹原市の中心部に勤めていたが、週末は故郷である田万里で稲作をしていた。井本さんもしぶしぶ父を手伝っていたものの、心の中では田んぼに行くより野球がしたいと思っていた。稲作で得られる収入を知った井本さんは「こんなに大変な思いをして、それしか稼げないのか」と愕然としたという。
それでも東京農業大学へ進んだのは、塾の先生から言われた「これから人口爆発が起こり、食料危機の時代が来る。そのとき農業をしていれば、ヒーローになれるかもしれない」という言葉に背中を押されたからだ。
上京した井本さんは、華やかな世界に憧れて広告業界でアルバイトを始め、そのまま就職。26歳で結婚したのを機に広島にUターンして起業したが、事業に失敗し、30歳で東京に舞い戻った。そして再び広告業界で、広告プロデュースや中小企業のブランディング支援などに力を注いだ。求められているものを提供すれば成果が出る。家庭のことは妻に任せきりで、仕事に夢中になった。
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