しっかり休みながら、成果も出す。そんな働き方はどうすれば実現できるのか。識学の安藤広大社長は「『長く働くこと』と『成果を出すこと』は違う。そのことを個人も会社も、数値化して再認識すべきだ」という──。
猛烈に働いたベンチャー時代の過ち
私は新卒で大企業に就職し、その後、ベンチャーに転職しました。最初に勤めた会社では、残業するとその分だけ給料が増える仕組みでした。結果、「集中力を高めて、できるだけ短時間で仕事を終わらせる」というモチベーションが生まれにくい環境でした。
ベンチャーに移ってからは、マネジメントのポジションに就いていましたが、自分が一番忙しく働いていました。「成果を出すためなら、いくらでも働こう」と、ろくに家に帰ることもせず、会社の倉庫で寝るような生活を送り、普通の人の何倍もの仕事をこなしていました。今思い出しても、あの仕事量を定時の時間内に終わらせるのは無理だったと思います。常に時間が足りず、「いかにして時間あたりの生産性を上げるか」を考えました。その過程を通じ、自分の能力を高めていく」ことを実感していたのです。その経験は現在の仕事にも生きています。
しかし、その働き方は長続きしません。私自身も疲労が溜まり、結局、移籍からわずか3カ月で体を壊してしまいました。マネジャーの自分が忙しく動くことで、目の前の成果こそ上がっていましたが、私が一人で仕事を抱え込むことで、部下の成長機会を奪っていたと思います。時間あたりの生産効率も、おそらく落ちていたでしょう。今振り返ると、完全に間違ったマネジメントだったと思います。
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