位高ければ務め多し――。その常識が今終わりつつある。世界のトップはよく働く一方で、よく休むからだ。週末に仕事を持ち込まない彼らは一体何をしているのか? 月曜にロケットスタートを切る「一流の休み方」を解明する。
脳とon offスイッチ
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日本人は休むのが下手――。弊社で800社以上の働き方改革を支援してきた中で、そう感じることがしばしばありました。

これには2つの側面があります。一つは「休む時間が取れていない」という問題です。厚生労働省の最新調査(2022年)によると、日本の全労働者の有給休暇の取得率は58.3%にとどまっています。この背景には、「休みを取ると上司や同僚が不快になるのではないか」と考えてしまう、日本人特有の「空気を読む」文化による過剰な気遣いがあります。