古古古米はにおいが強く カルローズ米はほぼ無臭

米価格の高騰から政府備蓄米の放出が決まり、令和3年産のいわゆる「古古古米」が店頭に並ぶようになった。「5kg4000円超の銘柄米は家計を圧迫する。安価な備蓄米はありがたい」と歓迎する声がある一方で、「長期間倉庫で保存されていた米がおいしいはずがない」と否定的な見方もある。

これだけ話題になっている米だ。「試してみたい」と思っている方もいるのではないだろうか。ただ、物価高騰の折、安価な米で満足できればそれに越したことはないが「5kg単位で買って口に合わなかったら」と考えると躊躇してしまう。そこで本誌編集部では銘柄米と備蓄米、それに輸入米の3つを種類を隠した状態で食べ比べ、それぞれを言い当てられるかを検証した。

(撮影=宇佐美雅浩)
【関連記事】
「5キロ2000円」に意味はある? 小泉農水相の切り札「備蓄米放出」の功罪
日本の政治家がしょうもない失言を繰り返す本当の理由
物価高での「減税」がかえって生活を苦しめる理由
トランプ政権との関税交渉は「負けるが勝ち」で臨むべき理由
米騒動とUSスチール買収に共通するたった1つのこと