システムリリース後、バグの発生をはじめ様々な不具合で、修正や改修の対応に追われることは珍しくありません。ですから、バグや不具合が起きても冷静に対処し、ユーザーの不満の声にもきちんと耳を傾けて、システムをより良いものに進化させていくことが肝要です。本記事では、システム改修と再公開の具体的なプロセスを解説します。
改修はユーザーのフィードバックから始まる
システム公開後の改修は、ユーザーのフィードバックが発端となることがほとんどです。社内システムのアップデートや入れ替えの場合は該当部署の社員から直接「ここがうまく動かない」と電話やメールで連絡が入るでしょうし、一般ユーザー向けサービスの新リリースや新機能追加の場合でも、最近はインターネットを通じてユーザーから反応が直接上がってくるようになっています。
みなさんも経験があるかもしれませんが、「自分は何もしていないのにシステムが勝手におかしくなった」というフィードバックもあります。これには2パターンあって、本当にシステムにバグが起きているケースがひとつ。もうひとつは想定されていない使い方をユーザーがしたケースで、ほとんどは後者です。
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(構成=奥地維也 図版作成=大橋昭一 撮影=石橋素幸)

