グーグル、ゴールドマン・サックス……名だたる外資系企業が続々導入している。メンタルヘルス対策と思いきや、その主目的は「仕事のパフォーマンスの向上」なのだという。最新脳科学が「生産性アップ」を実証。(内容・肩書は、2016年4月4日号掲載時のままです) 

瞑想で仕事ができるようになる?

マインドフルネスを習慣的にやっている人は、していない人に比べて仕事のパフォーマンスが高いという自覚があった――。こんな調査結果が出たことをご存じだろうか。

マインドフルネスは、注意の向きをコントロールして認知や感情、行動に影響を与え、クオリティ・オブ・ライフを高めるメンタルトレーニングだ。従来のメントレは「行動」や「考え方」を変えることに主眼が置かれていた。一方、マインドフルネスは「注意」や「気づき」を変えることに注力することから、“第三世代のメントレ”と呼ばれている。

(撮影=村上 敬 写真=AFLO)