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37年間、毎朝駅前に立っている…「船橋の泡沫候補」だった野田佳彦氏が"総理大臣"になれた本当の理由
インタビューに応じる野田佳彦元首相。
経験を積むことで無口な自分を変えられるかもしれない。野田氏は就職せず、松下政経塾への入塾を決めた。
街頭に立ち始めた当初は「冷たい空気」を感じたという。
後ろからぶつかってくる人もいた。ビラを目の前で破り捨てられることもあった。それでも街頭に立ち続けた。
どうしたら自分の話を聞いてもらえるか試行錯誤を続けた。「苦し紛れの知恵からイノベーションが生まれるんだと思いましたね」と当時を振り返る。
公職選挙法に則った選挙では11勝1敗。唯一の敗北は105票差の逆転負けだった。
政治家をやめようと思わなかったのか。そう尋ねると野田氏は「何度もなりかけましたよ、何度も」と話した。落選から約3年半、浪人生活を送ることになった。
アサガオが可憐な花を咲かせるために必要なことは何か。ある勉強会で女性研究者は「日が当たる前の闇と冷たさ」と語っていた。この話を聞いて目が覚めたという。
ときには政権交代も起こる「緊張感のある政治」を実現させたいと意気込む野田氏。
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