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むしろ素人のほうが「マニアックな売り場」を作れる…国文科卒の書店員が神保町に"数学の聖地"を築くまで
布川路子 短大の国文科を卒業して、書泉グランデに入社。書店員歴24年、数学書コーナーを担当して11年。年齢は「数学者のテレンス・タオとだいたい同じ」。接客業を志望するも、就職氷河期で書泉グランデしか受からなかった。「でも今は書店員を天職だと思っています」
数学書の棚の隣には占星術の棚
版元で品切れになっている本を、直接筆者から仕入れて販売することもある。書店員でありながら、こうした人脈をもっているのも布川さんの強みだ
置いてある数学書は約5000冊。愛好家の中には「希少本なども多くてつい買いすぎてしまうから、行くのが怖い」という人も
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