少し高めの声で感じよく挨拶する

安心してください。雑談に入らなくても好印象を与えることはできます。

普段から、メリハリをつけて感じよくしていれば問題ありません。

具体的には「あいさつ」です。

「おはようございます」「ありがとうございます」「お疲れ様でした」。

こうした普段のあいさつを、思い切り感じよくしてみましょう。

大切なのは声のトーンです。声というのは思っている以上にあなたの内面を反映しています。気まずさを感じている時ほど、声が小さくなったり、「もごもご」とした声が出てしまったりするものです。

その瞬間だけ意識して、少し高めの声を出してみてください。

片田智也『弱メンタルでも職場でうまいことやる方法を教えてください!』(明日香出版社)

気持ちよくあいさつされて誰も悪い気はしませんし、何よりあなた自身の気持ちが軽くなるでしょう。

ここで大切なのは「感じよくできている」というあなた自身の実感です。

ポイントを押さえて感じよくできていれば、「印象が悪いのでは?」という不安も軽くなります。そうすれば、いざ雑談が始まった時に「話に入らないと」と重く受け止めることもなくなるでしょう。

透明な空気として過ごすことに、むしろ落ち着きを覚えるはずです。

雑談にムリに入るのではなく、あいさつに意識を向けよう
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