「たかが仕事」人生を超えるほど大きくはない

「考えるだけで憂うつ……」。

そんな時、あなたの目には仕事しか見えていないはずです。

2つの丸をイメージしてみてください。

「人生という大きな丸」の中に「仕事という小さな丸」が含まれている状態。

それが本来の関係性です。

もしかしたらあなたは、「仕事の丸」が大きくなりすぎているのかもしれません。

場合によっては、「仕事」が「人生」を超えてはみ出していないでしょうか? だとしたら、それは明らかに背負いすぎです。気持ちが重くならない方が変でしょう。

言葉は悪いですが、「たかが仕事」。

人生を超えるほど大きなものではないはずです。

もちろん、そういう瞬間があっても構いません。

時には、人生をはみ出すぐらい仕事に真剣勝負を挑むのもよいでしょう。

でも、そのような状態は一時的であって欲しいものです。

仕事に対して「真剣」であることは大切。

だからといって、「深刻」になる必要はありません。

考えるだけで憂うつになってしまうような時は、「仕事の丸」が大きくなりすぎていないか振り返ってみてください。

気楽なほどよい真剣さを身に付けよう

上司の機嫌について考えてもムダでしかない

上司に報告する際おどおどしてしまう

意識を「上司」から「話す順番」へ変える

苦手な上司に報告や連絡をする時、顔色を窺ってびくびくしていないでしょうか? 「ダメ出しされるのでは?」と警戒していると、簡潔に話せなくなります。

普段から機嫌の悪い上司相手なら特にそうでしょう。「怒らせないように」と気を遣えば遣うほど、回りくどい話し方になるはずです。

「は? 何が言いたいの?」などと言われようものなら、また萎縮してしまいます。どうすれば、この悪循環から抜け出せるのでしょうか?

おそらく、あなたは「おどおどしている」のではなく、「おどおどしてしまっている」のではないでしょうか?

何も、あなた自身の判断で「そうしている」わけではないはずです。

自分でコントロールできないことをどうにかしようとすると、ますます心が乱れてしまいます。

こういう場合、重要なのは「何を考えないか?」です。

結論から言うと、上司の機嫌について考えるのをやめましょう。

機嫌の悪い人というのは、何をしてもしなくても、たいてい機嫌が悪いものです。明日の天気を気にしているのと同じで、考えても考えなくても結果は変わりません。