支出額は全国平均を参考に

このように、節約しながらそれぞれの支出項目について納得して予算を立てて、支払うようにすると、同じように支出すべきものでも、満足度が高まってくるはずです。

柏木理佳『共働きなのに、お金が全然、貯まりません!』(三笠書房)

30代後半など同世代と比較したり、家計調査から全国平均や住んでいる都道府県の平均と比較したりして、各項目の支出に、こだわりや将来の夢などを話し合うと計画的になります。

例えば、次の表のように夫婦二人の食費は全国平均で8万1738円です。物価が上がる前までは7万円台でしたが、だいぶ上がっています。

私の場合は、食費などで節約した分をブランド品などの好きなものに使えるというルールにしたことで、相当節約したことがあります。妻の場合も「食費と外食の予算から余った分を化粧品にあててもいい」というルールにすると、節約に気合いが入るかもしれません。

関連記事
毎月2万円以下なら「オルカン」と「S&P500」はお勧めしない…新NISAで「素人が本当に買うべき金融商品」とは
お金が貯まらない家のクローゼットには大抵コレがある…片付けのプロ証言「お金持ちの家には絶対ないもの」
世帯年収1000万夫婦が"キャッシュレス貧乏"に転落…「お金が貯まらない人」を量産するQRコード決裁の罠
こうすればフツーの会社員でも「新NISA枠1800万円で1億円」つくれる…ケース別・資産運用徹底シミュレーション
「貯蓄があるならがん保険は不要」とは言い切れない…がんになった相談者からFPが聞いた"想定外の支出"