腰が引けたり照れたりしなくて大丈夫

それは目に見えるものだけに限りません。たとえば思いもかけない賞賛の言葉、予期せぬ優しさや好意、ありがたいご縁、ずっと探していた幸せ……。

田畑誠(まこちん)『宇宙一わかりやすい「量子力学」大全 目に見えない世界を味方にして人生を好転させる56の法則』(KADOKAWA)

受け取ることに慣れていない場合、驚いたり、腰が引けたり、照れたりしてしまうかもしれません。でも、そこであなたが受け取らないと、循環が止まってしまいます。だから喜んだり、面白がったりしながら受け取るべきなのです。遠慮も罪悪感もいりません。

そして循環させるために大事な3つ目は「受け取ったものをフル活用すること」です。

目に見える例でいうと、お土産のお菓子をもらったら、おいしくいただく。あるいはまわりにおすそ分けして、感謝していただくのが理想的でしょう。

目に見えない例でいうと「誰かから教わったことは、使いたおす」というようなことです。

人生、循環に乗っかるほうが楽チン

知識も使ってこそ意味を持ちます。だからあなたの脳内だけに大事に留めておくのではなく、実践したり、誰かに伝えたりできれば最高です。結果、新たな情報が舞い込んできたり、ご縁がさらに広がったり、新たな能力を獲得できたりと、循環が加速していくことになります。

独り占めせず、出し惜しみせず、目に見えないものをぐるぐると循環させていきましょう。

言い換えると人生において「ずっとそのまま(=現状維持が続くこと)」なんてありえません。ムリにそうしようとしても苦しくなるし、どっちみち破綻するでしょう。だからもう「この世は循環するものなんだ」「変わり続けるものなんだ」と理解して、その循環にうまく乗っかるほうが楽チンです。この世も、いやいや“あの世”も含めて、すべてはこの大きな循環システムの中にあるのです。

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