生理学的に証明されている

これは生理学的に証明されていることですが、姿勢が気持ちをつくるのです。

だから、監督たちの「胸を張って上を向け!」は、選手たちががんばってきた自分を讃え、誇りに思うことをしっかりと促す言葉なのです。

実際にやってみましょう。視線を下に向けて、猫背になりながらちょっと落ち込んだ気持ちになってみてください。自然に落ち込んだ気持ちになりますよね?

写真=iStock.com/kumikomini
姿勢は心の状態に大きな影響を及ぼす(※写真はイメージです)

次に、胸を張って、視線を上げて、やや上を見ながら落ち込んだ気持ちになってみてください。どうでしょうか?

今度は先ほどとは感覚が違うのではないでしょうか?

この姿勢では、なかなか落ち込んだ気持ちになりにくいですよね?

姿勢は心の状態に大きな影響を及ぼす

では、今度は逆に、視線を下に向けて、猫背になりながら、しっかりと喜び、清々しい気持ちを感じてみてください。

これもきっと難しいはずです。

これを、胸を張って、視線を上げて、やや上を見ながらやるとどうでしょうか?

自然と全身に清々しさが溢れてくるのがわかると思います。

そう、姿勢は心の状態に大きな影響を及ぼすのです。