40代からサイクリングが趣味になったAさん
気がついたら趣味になっていたという、こんな話を聞きました。
家族で国営公園に出かけた40代サラリーマンのAさん。小学生の息子に誘われてレンタル自転車を借り、サイクリングを楽しむことになりました。
近頃は自動車ばかりで、自転車に乗るのは久しぶりだと思いながらも、まさか小学生に負けるとは思えません。
いっちょ息子に、いいところを見せてやるか――。
ところが、いざ走り始めると、脚力の衰えがはっきりと出てしまい、長い登り坂で脚がつってしまいました。息子はその横を、涼しい顔でスイスイと追い抜いていきます。自分にがっかりしたAさんでしたが、気持ちを切り替えてスローダウンします。
ペースを落とすことで、周囲が見えてきた
ペースを落とすと、周りが見えてきます。公園の外周に整備されたコースは、実に自然豊かで、風を切って走ることがなんとも心地よかったそうです。
以来、Aさんは、息子とあれこれ相談して、サイクリングに出かけるようになりました。「一人でのんびり、泊まりがけのサイクリングもしてみたい」、密かにそんな計画も練っているとか。
無理をせずに自分のペースを守れば、まだまだ長く楽しめそうです。