りんごの成分はがん細胞を死滅に導く

続いてブラックベリーやブルーベリーもアントシアニンが多く、高い抗酸化作用を誇ります。

特にブラックベリーはナチュラルキラー細胞という免疫細胞を活性化し、大腸がんの発症や進行を抑える可能性が指摘されています。

ブルーベリーも高い抗酸化作用と抗炎症作用があり、乳がんのリスクを下げるという報告も。

さらに、りんごもポリフェノールが豊富で、その中のフロレチンという成分は、がん細胞が増えるのを抑えて死滅に導く作用などがあり、注目されています。

写真=iStock.com/Dimitrios Stefanidis
りんごの成分はがん細胞を死滅に導く(※写真はイメージです)

1日にりんご2分の1個程度でOK

最後は、みかんなどの柑橘系のフルーツ。

がんを抑制する抗酸化成分のビタミンCやカロテノイドが豊富で、乳がんのリスク低下も期待できます。

フルーツの摂取量の目安は、1日約100g、りんごなら2分の1個分程度です。

気をつけたいのは、フルーツジュース。フルーツ本来の果糖だけでなく、シロップや果糖ブドウ糖液糖など高い濃度の加糖が添加されている場合があるため、高血糖を招いてがんのリスクを高める恐れがあります。

フルーツをとるならジュースではなく、生のものがおすすめです。