「教団リーク」のターゲットにされた林氏
林芳正官房長官には、地元山口県内の事務所において撮影された統一教会関係者との面会写真がリークされたことが記憶に新しい。
このリークは恐おそらく教団サイドによるものだ。他にも盛山正仁文科相や岸田首相自身についてもこうしたリークが行われており、岸田政権による解散命令請求への意趣返しとして、政権の中心人物である林氏もターゲットになったのだろう。このような手段で攻撃してきた教団に対し、林氏は厳しい姿勢をとるものと思われる。
菅氏と近い加藤氏は要注意
加藤勝信元厚労相は2017年に地元の岡山県において、統一教会が開催した1万人集会に祝電を送り、秘書が代理出席するなどの接点がある。
ただ、あくまで地元の有権者対応の一環であり、深い関係があるようには思えない。
ただ、加藤氏は統一教会との深い関係が懸念される菅前首相と近く、その点では要注意と見ている。
「オウム死刑執行」で厳しい姿勢が際立つ上川氏
上川陽子外相は以前法務大臣を務めていた際、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚を含むオウム真理教元幹部への死刑を執行したことで知られている。
在任中の死刑執行を回避する法務大臣も多いなか、批判や報復を恐れず執行した姿勢から、統一教会問題にも強硬な姿勢を貫くと思われる。
11日に開かれた出馬会見において、「解散命令は宗教法人への死刑宣告と同じ」と主張している統一教会にも、同じように断固たる態度で臨むのかどうかを聞いた。上川氏は「自民党については統一教会との関係を一切断つということを岸田政権の下で決定している。その方針を徹底する」と回答している。