「て」の使用に注意する
③は、「コーヒーをこぼしてシャツが汚れたので、洗濯した」でも問題ありません。
しかし繰り返しますが、「コーヒーをこぼしてシャツが汚れて洗濯した」のように、「ててて文」になりがちですから、「て」を使うことにはいつも注意を払う必要があります。
いずれにせよ、ぜひ、同様の文をいくつも書いて練習するよう、アドバイスしてあげてください。
まずは「一文を短く書く」
書くという作業をあまり苦にしない子がいます。アイデアをたくさん持っており、楽しそうに次々と書いていくような子です。それはもちろん、素晴らしいことです。
ただ、その素晴らしいアイデアを、読み手に伝え切れていないケースが目立ちます。
その最たるは、「一文が長い」ケースです。たとえば、次のような文章です。
一文を短くすること。これは、読み手に伝わりやすい文章を書くための必須条件です。
今の例ならば、次のようになるでしょう。
大きな客船なら、中がホテルのようになっている。宿泊しながら、ゆったりとした生活ができる。
たしかに、飛行機のような速さはない。しかし、その分、旅を長く楽しめるはずだ。