3種類の手術方法
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線維柱帯を切開して房水の詰まりを解消する手術、切除して新しい通り道をつくる手術などがあります。
緑内障の手術は、主に3種類に分類されます。
基本となる手術は、最も効果が高いトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)です。このトラベクレクトミーは、房水の排水口となる線維柱帯を切開する手術です。
手術時間は20〜60分で、3年間効果が持続する患者さんが70%強といわれています。術後に、管理入院が必要になることもあります。
また、術後に目が見えにくくなったり、視野が欠損するリスクもあり、定期的な経過観察が必要です。さらに術後はコンタクトレンズの使用が不可能になるデメリットもあります。
70%の人は約3年間効果が持続
緑内障の症状が軽めの患者さんには、トラベクロトミー(線維柱帯切開術)が多く用いられます。効果はトラベクレクトミーよりも限定的ですが、70%の人は効果が約3年間持続するとされています。術後の制約やリスクがあまりなく、手術時間は30分程度で日帰りも可能です。ただし、必ず出血をともない、大量出血すると視力が低下するリスクもあります。
チューブシャント手術(インプラント手術)は、トラベクレクトミーやトラベクロトミーの治療効果が芳しくなかったり、他の目の病気が引き起こす緑内障の場合などに用いられます。